🌎今宵アジアの片隅で…🌎ベトナム/カンボジア/タイ編
まだ梅雨前だというのに東京は重く湿気を含んだ雨が続いた。
時計の針は午後5時をわずかに回る。
デスクから何とか裸眼でみえる湿度計は74%を指している。
そろそろだ。
1週間分の業務をほぼ完了させ、私は静かにバックパックを背負いひとり羽田へと向かった。
2025.6.12(ベトナム~カンボジア)
早朝サイゴンから国際バスで国境を越えベトナムからカンボジアへ入国。
首都プノンペンを散策しトゥクトゥクにも乗ることができた。
モンスーンの中、喉の渇きを潤すにはやはりご当地ビールということで、早速、ローカル達が集まっている宴へ。
自宅へ招かれたので、警戒心はそのままに、ローカル宅で宴を続行しプノンペンの夜は更けていった。



カンボジア/プノンペン行


2025.6.13(カンボジア)
朝から弱い雨が降っている。
6:40プノンペン駅発、バタンバン駅行きのカンボジア鉄道へ初乗車。
窓口では、人生初の「ファーストクラス」という言葉を使った。
バタンバンからはバスに乗り換え、シェムリアップへと向かった。





2025.6.14(カンボジア)
朝から鋭い東南アジアの日が照り付ける。
近所の屋台で胃袋を満たし、宿で自転車を借りて向かうはワールド・ヘリテージ、アンコール・ワット遺跡群。
まっすぐな1本道を鳥の声や虫の音をBGMに汗だくになりながら自転車を漕ぎ続けた。
夜はまたまたローカル達の宴に誘っていただき、カンボジアビールとクメール料理をご馳走になった。













2025.6.15(カンボジア~タイ)
前日に予約をしていたカンボジア・タイ国境行きの四駆がピックアップしに来た。
これでタイのバンコクまでは行けるはず。
現地で情報収集したが、やはり単独でのポイペト国境越えは困難とのこと。
数日前のカンボジア・タイ国境での軍事衝突が原因だ。
国境は凄まじい人数が列を作り一向に進む様子はなかった。
夕方、無事にバンコクへは着いたが、降車したところは全く知らない駅付近だった。
GRABバイクでカオサン通りのバス会社へ、ノーヘルの私を乗せたバイクは時速80kmでバンコク市内を疾走した。
更に、バスを乗り継ぎ3ヶ月前に訪れたタイ王室御用達ビーチリゾート・ホアヒンへと向かう。
22:30、なんとかホアヒンの宿を確保し、ほぼまるごと移動で費やしたこの日は終了した。





2025.6.16~6.18(タイ)
ひねもす、ビーチでダラリと過ごした。
タイのローカル達に誘っていただき、ビールとタイ料理を楽しんだ。
路上でムエタイを習い、路上でタイ語を学んだ。









2025.6.19(帰国)
トラブルもなく早朝に成田へ。
日本人というと今回も各国のみんなさまにとても親切にしていただいた。
本当に感謝しかない。
カムオン(ベトナム語)オックン(カンボジア語)コップンカッ(タイ語)ありがとう(日本語)
日本では梅雨入りしたときいていたのだが、東南アジアを上回る暑さと湿気。
明日からはまた出勤し仕事がはじまる。
モンスーンのスコールの中を歩いたサンダルを脱ぎ
赤土をかぶり少しくたびれたバックパックを静かに床へと置き
私はこの旅を終えた。

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【投稿者プロフィール】
大 畑 陽 介
1975年 7月29日生まれ 49歳
社会福祉法人 南山会 喜多見ホーム 看護サービス部 特養 機能訓練指導員
柔道整復師/介護支援専門員/外国人介護従事者担当職員
~略歴~
大学卒業後、就職氷河期を大義名分にワーキングホリデーへ。
西オーストラリア州パースでサーフィン三昧の日々を過ごす。
帰国後、営業職に就くが父親になるのを機に、柔道整復師免許を取得し現在に至る。
~趣味・活動~
週末バックパッカー/シングルファーザー(一女の父)/総合格闘技/キックボクシング/フリーウェイトトレーニング